ひねくれ娘の恋事情



「病院、行かないと」


 震える指で、優衣子は携帯をタップした。


「もしもし?」

 
 出たのは綾香だ。


「姉? 助けて。友達が、けがしちゃったの。車で来て。お願い」


 幸いにも綾香は近くにいたらしく、すぐ来てくれることになった、