ひねくれ娘の恋事情



「遥!」


「優衣子、大丈夫だったか?」


「私は大丈夫。でも、遥、うで……」


 カッターの刺さったところから、赤の液体が流れ出してきていた。


 赤色が遥の血液だと認識するまでに、時間がかかった。


 思考がまとまらない。