ひねくれ娘の恋事情



「それで、私はチケットをおごればいいの?」


 チケットくらいなら余裕だ。


 だが、遥はきょとんとした目になった。


「どういうこと?」


「どういうことって、そういうことよ。ほら、約束したの覚えてないの? おごるって言ったじゃない」