ひねくれ娘の恋事情



「それで、どこ行く?」


 遥がこちらを向いたので、優衣子はあわてて視線をそらした。


「別に……どこでもいいけど」


 おごると言ったからには、資金は豊富に用意してある。


 私達みたいな高校生が一歩足を踏み入れれば、逃げ出したくなること請け合いの高級フレンチでも、いかつい顔の大将がやっている寿司屋でも、どんとこいだ。


 しかし、遥が口にしたのはそのどちらでもなく、というか料理すらこれっぽっちも関係してこない


「遊園地」