「もう寝るからあっち行って」 手でハエを追い払うしぐさをしてみせる。 「なぁによ。いっつも遅寝遅起きのくせに」 そう言いながらも、一応は優衣子の建前を尊重してくれるらしい。 あいかわらずのんびりとした動作で、綾香は部屋を出て行った。