ひねくれ娘の恋事情


 
 芯があって誰にでも平等に優しいあおいに、優衣子は親友とは言わないまでも、ほんの少し心を許している。


 あおいが輪に入ってくると、みんな


「そんなつもりじゃないよー」


 と言って離れていった。