私は放課後、小さな花束を持ってバスに乗った。 行き先は、お母さんが言っていた隣町の大きな病院。 やらなくちゃいけないことの1つ目。 事実を、確かめなくてはいけない。 私はいたわるように花束を持っていた。 病院行きのバスは、年配の人しか乗っていなくて、とても静かだった。