「じゃあおねーちゃんはいないの?
好きな人」

「えっ」

そっちから聞くか!
聞いちゃうか!

やっぱりしんいちくんって、肉食系…?

「うん!いるよ!」

「え~!?誰々?」

目が輝いてる…。
さっきの表情と全然違う。

「えっとね、ずっと小さい頃から一緒にいる人なんだ。それで、今はおねーちゃんの恋人」

「えええ!?
おねーちゃん、彼氏いたの?」

どんだけ驚いてんの、この子。
失礼だな。

「そーだよ。野球が大好きな人なの」

「……………」

今の彼の感情を表すなら、一言で、

絶句。

なにこの子。

私に彼氏がいることにどれだけ驚いてるの、さっきから。

「はぁ……」

いきなりため息をつかれた。

「え、なに…」

「なーんだ、おねーちゃん彼氏いたんだ。
ガッカリ。
もう一人いた方より全然かわいくておっぱいも大きかったから声かけてみたけど、男持ちかよ」

「………………」

「あ、僕、他人の女に興味ないから。
あっちで遊んでるね、バイバイおねーちゃん」

「………………」

え?

いやいやいやいや。

まてまてまてまて。


何今の。ホントに5歳児なの?
しかもなんで私がフラれた雰囲気なの?

「茜、しんいちに言ったのか?」

優太が私に駆け寄ってきて言った。

そして私は一言。

「………Why(なんで)?」

「知らねーよ!!」