色付いた世界が
色を失っていく

生きていく糧に
君を守ると
誓ったのに

傷つけることしか
できなかったね

つまらない嫉妬と
くだらないプライドが
すべてを受け入れてくれた君を傷つけた

さよならから
時が経った
今頃痛い

君がいなくなることなんて想像もしてなかった

君がいない
現実に
耐えられない僕に

アイツは幻想(まぼろし)を見せてくれた

幻想は
君と僕はいつまでも
二人でしあわせな時を
過ごしている


だめだ
また現実が目の前に
立ちはだかる

アイツをおくれ
命と引き換えでも
構わない

汚れた
色褪せた現実より
理想の
色とりどりの幻想を
与えておくれ

君がいない僕ならば
目を伏せて
飛び立とう
幻想の理想卿

君のいない世界

僕はすべてを無くした


抜け殻となった