はぁ?

「何故って…。父が、くれたからですけど。
それが何か?」

金髪男が驚いたような顔をする。

「お前の親父だと…?」

そこに、茶髪の男の子が割り込んできた。

「本当に、君のお父さん?」

「…間違いなく、父です。ほら、証拠も
あります。」

そう言って、私はスマホの待ち受けを
見せた。

そこには、時計を持ったお父さんと私。

先月撮ったものだ。

4人はそれを確認すると、互いに頷き合った。

そして、金髪男がこう言った。

「お前の親父がこれを持っていた以上、
お前には俺らと来てもらう。」