「お前はあまり知能指数が高くないらしい
な。…分かった、全て話してやる。」
「ち、ちょっと、陵(りょう)君!?
この子に話していいの!?」
茶髪君が金髪男を止める。
この男、陵っていうんだ…。
「お前は年下なんだから黙ってろ、
千里(せんり)。」
男の言葉に、千里と呼ばれた茶髪君は
しょぼんとする。
それを見た黒髪のクールそうな男の人が
口を出す。
「陵、そんな言い方ないだろ。
…俺も千里に賛成だ。部外者に話して
いいことじゃない。」
「僕も反対かなー。そもそもこの子を
ここに連れてくる自体どうかと思う
んだけどなぁー。」
髪をグレーに染めた高身長の男の人も
手を挙げる。


