「わぁ…!」

着いたところは、大きな洋館だった。

モダンなデザインが、明治時代を連想
させる。

(今時こういうお屋敷あるんだー…。)

と、呑気に考えていたら。

「はい座ってー!」

「きゃっ!?」

いつの間にか椅子の前に立っていた私は、
茶髪君に肩を押されて座らせられた。

正面には金髪男。

な、何が始まるの!?

「………で、だ。」

ごくりと唾をのむ。