月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】


ドンッ


鈍い音がした。


瑠璃「え?」


そこには大好きな人の姿。あぁ、いい匂い。風に煽られて大好きな人の匂いがする。

でもどおしてここに?仕事は?



瑠璃「亮!!」

亮「……」



亮は私の声かけに反応しない。
それにただらなぬ殺気。これは……亮が怒っている。


瑠璃「亮!」

亮「……葉月。お前、ついに手をだしたか。」

瑠璃「え?」

亮「お前は絶対いつか手を出すと思っていた」

葉月「皆、死ねばいい。」



シュンッ


葉月が攻撃を仕掛ける。


亮「お前は瑠璃に手を出した。ただじゃおかね
ーよ?」

葉月「皆しーね♪」


葉月も正気ではない。