月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】

葉月「殺す。」


それしか言わない葉月。


瑠璃「こんな事やめようよ!私は葉月とやり合
いたくない!」

葉月「殺す。」



どうしよう。でもこのままだったら星華にまで影響がいってしまう。

ここは腹をくくってやるしか……ないな。


瑠璃「皆、下がってて。」

晴「お、おい。何をする気だよ!」

瑠璃「葉月のお望みの通りに。」



あ〜良かったー。今日はブラックセット持ってきたんだ。 ↑
パーカー、武器など

屋上に隠しておいたカバンを取り出す。



バサッ 黒いパーカーをかぶり

カチャッ 刀も取り出す。



瑠璃「いーよ。やってあげる。でも、手加減し
ないからね。」

葉月「ふふふ、あはは。そ〜来なくっちゃ!」



葉月はなんか幼い声で答える。
大丈夫かな?正気じゃないよね?今。


タタタッ!!

葉月の背後にすぐに周り刀を振り下ろす。


キーンッ


止められた。刀が擦れ合いギリギリと音を立てる


スパーンッ

また攻撃を仕掛けるが……キーンッ
止められてしまう


つ、強い。スピードが早く瞬発力も高い。


シュンッ

葉月も凄いスピードで攻撃を仕掛けてくる。


スッ 風の切る音。後ろか!


後ろを向くが……やばい。スピードに追いつかない。このままだと殺られてしまう!!

もぅ、ダメ……か。


そう、諦めた時だった。