月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】

【葉月side】

でも、私はそんな簡単には終われない。


亮「瑠璃ー!おめでとー!優勝じゃん!」

瑠璃「やったよー!でも、葉月が居てくれた
からかな。」

亮「ふーん。葉月ちゃんがねー?ありがとね」

葉月「は、はい。」



晴「体育祭も終わった事だし、帰るか。」

瑠璃「うん!亮は?」

亮「あ、瑠璃ごめん!ちょっと用事が!」

瑠璃「そっかー。わかったよ!じゃあ後でね」

亮「ん!」



瑠璃「ねぇ、葉月も帰ろ……って、あれ?」

晴「帰ったんじゃね?」



ごめん。ここで皆の前に出る訳にはいかない。

っか絶対に居ても断ったし。
はぁぁ。仕事……か。






今は空き教室の前。

ここに入らなければならない。




ガララッ






亮「やぁ。待ってたよ。」

葉月「お待たせしました。……ボス。」

ボス「遅いなぁ~レッドローズちゃーん。」

レッドローズ「すみません。で、お話とは?」

ボス「あ、そうそう。体育祭頑張ってたらしい
じゃん?だから、ご頬美をと思って」

レッドローズ「い、いや。遠慮しときます。」

ボス「ほらほら、遠慮しなくていいんだよ?」

レッドローズ「でも、それってボスがやりたいだけ
じゃ……」

ボス「じゃあそれでいいから、さっさとヤらせ
ろよ。」

レッドローズ「で、ですが!」

ボス「さっさとヤらせろ。」



ダーンッ


机に押し付けられた。

スルスルと服がほどけてく。




やだ。やだ。って言ったって拒否権なんて私にはない。


レッドローズ「あ、んっ……」

ボス「可愛い声響かせちゃって♪」

レッドローズ「やめ…ひやぁ!?」

ボス「そんなに声を我慢しなくてもいいんだよ
?もっと聞かせてよ」

レッドローズ「ん…はぁ…あ、アンッ ふぁ……」




声が教室中に響く。



・・・・・・・・

亮「じゃあ今日も仕事をよろしくね。」

レッドローズ「はい。わかりました。」