それから10分ほどたっただろうか。私はそのまま立ち尽くしていた。
そこに1人の男が公園に入ってきた。
「お前なにしてる。」
『何もしてない。』
「家でか?まだお前小さいだろ。」
『家なんてもうない。』
「……そうか。なら俺ん家にこい。」
『え?』
「大丈夫だ。お前は1人じゃない。そのままだと風邪を引くぞ?」
そう言って大きな手で頭を優しく撫でた。なぜか、初めて撫でられたのにそれがすごく安心してしまう。
撫で方がお母さんに似ていて……あの優しく撫でるお母さんの姿が脳裏に浮かぶ
『……ふっ、ふぇ、おかぁ、さ、お母さん。おいてか、ないで。お母さんー』
「お、おい。急に泣くなよ。俺が泣かした見たくなるだろ?取り敢えず俺ん家こい!」
『…ふ、ふぇ、お、お兄さん、だ、れ?』
「鷹杉 亮 (たかすぎ りょう)だ。」
『たか、すぎ……りょう?』
「そーだ。お前行くの行かないの?」
『……行く。』
「わかった、じゃあ行くぞ。」
『うん。』
だからか。見た事があると思った。俺達は顔を見合わせる。瑠璃にこんな事があっただなんて
葉月……アイツだけは許せない。瑠璃の人生を奪ったアイツが。なにを今のこのこと生きてるんだ!
ふざけるな。
そこに1人の男が公園に入ってきた。
「お前なにしてる。」
『何もしてない。』
「家でか?まだお前小さいだろ。」
『家なんてもうない。』
「……そうか。なら俺ん家にこい。」
『え?』
「大丈夫だ。お前は1人じゃない。そのままだと風邪を引くぞ?」
そう言って大きな手で頭を優しく撫でた。なぜか、初めて撫でられたのにそれがすごく安心してしまう。
撫で方がお母さんに似ていて……あの優しく撫でるお母さんの姿が脳裏に浮かぶ
『……ふっ、ふぇ、おかぁ、さ、お母さん。おいてか、ないで。お母さんー』
「お、おい。急に泣くなよ。俺が泣かした見たくなるだろ?取り敢えず俺ん家こい!」
『…ふ、ふぇ、お、お兄さん、だ、れ?』
「鷹杉 亮 (たかすぎ りょう)だ。」
『たか、すぎ……りょう?』
「そーだ。お前行くの行かないの?」
『……行く。』
「わかった、じゃあ行くぞ。」
『うん。』
だからか。見た事があると思った。俺達は顔を見合わせる。瑠璃にこんな事があっただなんて
葉月……アイツだけは許せない。瑠璃の人生を奪ったアイツが。なにを今のこのこと生きてるんだ!
ふざけるな。



