ペタ…… ペタ……
稀月「応接間に入るなって言ったよね?」
執事「いや、まだ入ってないですから。」
稀月「ドアが、空いていたら入ってなくてても
一緒なんだよ!」
大量の殺気。ニタニタと笑う口。何を考えているか読めない目。
何もかもがいつもの稀月とは違った。
虎牙「稀月?どうしたの?」
稀月「うふふ。約束は守らなきゃいけないんだ
よ?」
虎牙「ご、ごめん。」
稀月が廊下の窓を開けた。
バサッ
風が吹き通り、カーテンが揺れる。
稀月「……No.48?覚悟は出来ているよね?」
執事「はい。最初っから。」
稀月「夜は私の支配下。ふふふ。楽しませてね
?」
手に持っている何かを構えた。
タタッ
凄い速さで走り出す。執事の背後に回った。
素早く拳を突き出す。
それをすかさず止める執事さん。
稀月「あらー?結構やるのねぇ〜。
でも勝負はこれからよ!!」



