そして保健室にて。






…なんでしょうか、この状況は。





怪我人専用の丸イスにかけて指を突き出している私と、向かいの椅子に座って私に慣れた手つきで応急処置をしてくれている三宅くん。




そう、見ての通り保健室に先生は不在。



自分でしようとしていたら、「俺がするよ」
と、言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。






お言葉に甘えたのは、いいんだけど…










顔が、近い!!!!!!





そして髪の毛からふんわりとシャンプーの匂いがして、頭がくらくらする。







って、私が変態みたいじゃん!!!!!!






なんて事を心の中で叫んでいると、いつの間にか手当は終わったらしく、三宅くんが
じーっとこちらを見つめていた。