2人のヒミツは××っ!?

「へー……あの人が……」


詩織はまじまじとあの人の顔を見る。


「なかなかカッコイイじゃん」


確かに。二重で切れ長な目。鼻は高くて
シュッとしてる。背も高いし、見た目は
完璧。


「てか、あの人確か結構な有名人だった気 がするー。名前は確か………」





鈴村時雨(スズムラ シグレ)。





何故か私の頭の中にその名前が残る。
勿論、私がそんな事を気にする筈も無く。


「へー。有名な人だったんだー!」


「後で話しかけて見ればー?」


「えっ!?いいよ、恥ずかしいし!」




などと詩織と喋る話題として楽しんでいたが、ふと鈴村時雨と目があった。


向こうも私の事を覚えていたらしく、
こっちに歩いて来た。


「なぁ、お前朝の奴だよな?」


うん。顔が良ければ声も良い。


「そうだけど?そっちこそ私にぶつかって
 来たのに無視した人じゃん。」


わざと嫌味っぽく言ってみる。


実は何を隠そう、こういうイタズラが大好きなのだ!


詩織はこっちを見ながらまたか、という顔をしていた。いいじゃん、別に!


「ああ、遅刻しそうだったからな。悪かっ たよ」


そんな私のイタズラをかわして笑いながら
そう答える鈴村君。



くっ、笑顔が眩し過ぎるぜ……!