どれくらい経ったかは分からないけど、誰かに揺すられて目を覚ました。
「…っん〜??なぁにぃ……?」
「おはよう、美咲。朝からなんで寝てるの?」
私を起こしたのはどうやら詩織のようだった。詩織はのぞき込むようにして私をじっと見ていた。
「んー…学校早く着きすぎちゃって暇だったから寝てた!」
「ふーん。どれくらい?」
「6時50分」
「はっや!?なんでそんな早く来たの!?」
苦笑いしながら答えると、詩織は凄い顔をして驚いてた。ぶっちゃけゴリラみたい。
「…………あっ!ねぇ!」
「ん?どうしたの?」
そうだ、今日やるべきことを思い出した。早くあの人にあの事を聞かなきゃ…
「鈴村くんって来てる!?」
「え?聞かなくても探せばいいじゃん」
詩織は苦笑いしながらそう答えた。それはそうだ。同じクラスなのに。
教室を見回すが、まだ鈴村くんは来ていないようだった。
「早く来てよぉ………………………」
私のその独り言は、周りの音でかき消された。

