「ひまり先輩?」

晴都くんが心配そうにこちらを見つめる。



声…でて……!



「よ…かったね、晴都くん

こんな可愛い子と付き合えるなんて羨ましいなぁ」


1ミリだって思ってもない言葉が、やっと外の世界へと出てきた。



「ありがとう。

俺も夢みたいだよ」



「夢なんかじゃないよ!

だって、私だって晴都くんのこと、好きだったもん」



隣にいる花果ちゃんが、照れたように上目使いで晴都くんの顔を覗き込んだ。