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確かにありがちなセリフ。

ヒデは前にも同じよーなドラマや漫画の話をしていた。

テレビの観過ぎじゃねーのか?

「まぁ、それもちょっと違うんじゃねーの。」

「違うんじゃねーの?」

細かくツッコむヒデ。

「あーもう終わり終わり。」

ヒデは僕の言葉を無視する。

「じゃぁよ、俺と美紅ちゃんが付き合ったら、どー思う?」

(え…?!)

僕自身、ヒデの言ったコトをどう感じたかも分からなかったけど、一瞬、言葉に詰った。

「いや、付き合えるかどうかは別にしてさ。」

「あぁ…、美紅が…いや、お互いがイイならいいんじゃねーか?」

「んー…まぁ、尋季がイイってんなら、俺にもチャンスはアリか。遊びにでも誘ってみるかな…。」

「いいんじゃねーの。」

「マジでいいの?」

少し強い口調のヒデ。

「イイも何も俺が決めることじゃねーだろ?」

ヒデは「何か腑に落ちない」といった顔をしていた。

俺が決める…なんて言った僕だったけど。この日、ヒデの言葉で初めて美紅を意識した気がした。