「好きだ!俺、前学校で見かけたときからずっと君のことが好きだったんだ。だから、良かったら付き合ってください。」


と、僕が言うと彼女は恥ずかしそうに、顔を赤らめながら言った。


「え、えっと……。実は私も君のことが好きなんだ。だから、こちらこそ宜しくおねがいしますっ。」







俺もこんなふうに言えたらな、そう思い俺は本を閉じた。