「大丈夫、後は私とナゴでやれるから」 「何するの?」 「極まってんだろ」 どういう訳だか、決まって(きまって)ではなく極まって(きまって)と言ってるように感じる。 四葉なりのカッコつけなのか。 椅子から立ち上がると、四葉はフィギュアスケート選手のようにクルリと一回転した。 そのまま人差し指をビシッとナゴミに向けて振り下ろす。 「下剋上だよ」