契約恋愛


「そうね、そうとらえてもらって結構よ」


俺は、こんな女を本気で愛していたのか。笑えてくる


『あは、はははっ』




泣きながら笑う俺はきっと変なヤツだろう
でも構わなかった自分が馬鹿すぎて笑いが止まらない




こんな俺を咲良はどんな顔で見ているんだろう。
いや、俺がどうなろうと関係ないか





『分かった、別れよう』




『これでいいんだろ?
……じゃあな、もう会うこともないだろうけど』




そう言ったら咲良が辛そうな顔をした




なんでお前がそんな顔をする?こんな事言われても傷つかないだろ?お前が望んだことなのだから




俺は見なかったことにしてその場をあとにした


















だから、背を向けた俺に
「ごめん、ごめんね…………凛くん」

なんて、涙を流していたなんて全く知らなかった