試験が合格して私が連れてこられたのは


まるで夜の店のようでいて生活感がある部屋だった



部屋にいた個性的な人達は

赤髪の少女が静かにして、と言うと


静かになり一斉に私の方を向いた




「じゃあ、イディオム自己紹介して」




「あ、のっ...葉牡丹 悠亜です...前は新聞記者をやっていました...コードネームはイディオムです...」



「質問!質問!罪はなにー?」



ツインテールのナース服を来た小さい女の子がそう聞いてくる



「私は、殺人試験を受けて入ってきました...」



おぉ、と言う歓声が沸き上がる


珍しいみたいだ殺人試験で入ってくる人は




「あ!次、メアリーが自己紹介したーい♡

えっと...私は、メアリーだよ!

好きな物はお注射とほぺちゃん!

罪は、お注射でいっぱい人殺しちゃった!あは!

本名は言いたくないから言わなーい

よろしくね!」




さっきのナース服の女の子がそう言った

メアリーちゃん、可愛いらしく愛嬌がある

とても人殺しをしたようにみえない




「ちなみにぃ!3年生だよ!♡」




童顔なため小学生かと思うくらいだったのに

そんなにもたくさんの人を殺したと言うカミングアウトには驚いた


(人を殺す量で学年が上がったり下がる)


「よ、よろしくね?メアリーちゃん」

「うんっ!!」




本当に3年生なのかと私は信じられないくらい



幼い容姿のメアリーちゃんに先輩と付けるのは気が引けた



「次は、ピエロお願い」

「へーへー、了解しましたー」


先程の赤髪の男の人が怠そうに返事をして

自己紹介を始めた