壊れ物を扱うように、優しく抱きしめる。 俺よりも小さくて小動物のように小刻みに震える身体。 愛しくて、守りたい存在。 もう手離したくない。 「湊叶さんッ」 瀬戸が、俺の背中に腕を回してギュッと抱きついてきた。 それに応えるように、俺も彼女の体を抱きしめかえす。 一番星がキラリと光る中、俺たちは暫く抱きしめ合っていた――。