半券を持って喜ぶ姿は、まるで幼い子供そのものだ。 そう思うと、当麻が可愛くて仕方なくなる。 「お兄ちゃんも、もう良い歳なんだから、彼女でもつくって行けばいいのに。そういうところ」 「ダメだ。こんな貴重なもの。俺以外の人間には渡さない」 当麻はスーツを脱ぎながら日向に反論した。 ……社員のいる前で着替えるって……。 そこで優衣の頭の中にひとつの疑問が浮かび上がる。