あの後、アウゼとは気まずいまま散歩をし、部屋に戻った。 それから数日後。 私が部屋にこもっている原因は、アウゼの あの言葉。 『お前を必ず守るから。 だから…』 「『だから』、何よぅ~!」 ゴロンッとベッドに横になり、腕で目を隠す。 (もしかして、アウゼには私が知らない 何かがまだあるの……?) そう思うと、胸が苦しくなる。 最近、私は変だ。 心臓が早鐘のように打ち付けたかと思えば、2、3日アウゼに会えないと寂しくて 心が痛む。