天然姫と運命の翼


「ねぇ、エドワード。」

私は、アウゼが国務をしている隙にさっきのアウゼとハンムの会話について聞いて
みることにした。

「なんですか?楓様」

「アウゼとハンム、さっき何話してたの?
私、意味が分からなくて…。」

あー…と、エドワードは言葉に詰まる。

「そうですね…。では、楓様はなぜ、
そんなにも気にしていらっしゃるの
です?」

「え…?」

何故って言われても…。

「………分かんない…。でも、なんか…。」

「なんか?」

「…二人が話してるのを見ると……
心がモヤモヤするの。」