変なの…。
ていうか、気持ちに気づくって、何?
「ハンム、意味がよく分からないん
ですが…?」
そう尋ねると、ハンムはきょとんとした。
が、すぐに怪訝な顔をしてアウゼをみると、
「アウゼ…。楓はかなりのアレか?」
と言った。
アレ?
「あぁ…。昔からな。」
アウゼは意味が分かるのか、即答する。
「アハハハッ!アウゼも報われないねー!
かれこれ10年もたつよね~!!」
何故か笑うハンムと、顔を赤らめる
アウゼ。
そんな二人を見ていると、何故か心が
チクリと傷んだ。
「……?」
意味が全く分からない。
(私、心臓悪かったっけ…?)
どうしたらいいか分からなくて
困っていると、エドワードが助け船を
出してくれた。


