天然姫と運命の翼



『ハンムが居てくれれば、どんな『心の
闇』も、怖くないと思えたの…。
ハンムが、私に、希望を与えてくれる
から…。』

わたしが、希望を与える…?

『ハンム…。私が死んでも、生きて。
そして、彼女に…、 私の生まれ変わりの
子に、伝えて…。』

『っ……!』

死ぬなんて、言わないで…。

『私にハンムが居てくれたように…、
あなたの、大切な人、が、いて…くれ…
れ、ば…。』

『メイ、様…』

涙か溢れる。

『……あ、りが、とう…ハンム…。私、
しあわ、せ、だっ…………………』