ーードクンッ… 『メイ様が…ささ、れた?』 脳内で理解するのに時間がかかった。 『早くいらして下さい!先ほどから、 ハンム様のことばかりよんでいるの です!!』 ーードックン!! ようやく理解すると、 弾かれたように部屋を飛び出し、 メイ様の元へ向かった。 (ウソだ……。何かの間違いだ!!) ーーーバンッ! 『メイ様!』 扉を開けて中を見ると、そこにいたのは… 腹部が血だらけのメイ様ーーーー。