天然姫と運命の翼



そこにアウゼが口を出す。

「あいつは、とても物知りだが、それ以上
にワガママで傲慢で最低な奴だ。」

えぇ!?

「アウゼ様、それでは楓様が怖がる
でしょう?そうですね…。ハンム様は、
とても物知りですが、ひたすら我が道を
行く方……ですかね?」

「それと俺の説明と、何が違うんだ?」

…ホントだよぅ……。

ワガママで傲慢を、別の言い方にしただけ
じゃん!!

「…もういいよ。十分わかったから。」

……これ以上聞くと、会いたくなくなりそうで怖いし。

「そうですか。分かっていただけて
嬉しいです!」

ニコッと微笑むエドワードが、何故か鬼畜に見えた。