天然姫と運命の翼



昼食を食べ終わり、るんるんと歩く
エドワード。

それに続く私とアウゼ。

「……ていうか、なんでアウゼがついて
来るわけ?」

怪訝な目をして、アウゼが私を見下ろす。

「俺だって、好きで来たんじゃない。
行かないと面倒くさくなるからだ。」

「…?何が面倒くさくなるの?」

あのアウゼが面倒くさがるなんて、
ハンム様はなんて強者なんだろう。

「本当はルイス様もお招きしたかったの
ですが、用事があるようでして…。」

そっか、それならしょうがないね。

「ところでさ、エドワード。」

ふと、エドワードを呼び止める。

「なんですか?楓様。」

「ハンム様って、どんな人?」

何の気なしに聞いたんだけど、エドワードは、う~んと考え込んでしまった。