天然姫と運命の翼


「……………え…様…、かえ…様!」

エドワードの、声が、聞こえる…

「楓様ッ…。楓様!!」

「ハイッッ!!!??」

エドワードの叫び声で、飛び起きた。

息を整え周りを見ると、
驚いた顔のエドワードとアウゼがいる。

よく見ると、ここは私の部屋のベッド。

「あ、あれ…?私、図書室に居たんじゃ…」

瞬間移動?なんて考えていると、アウゼが
口を開いた。

「言っておくが、瞬間移動ではないぞ。
図書室で倒れていたお前を、エドワード
がここに運んで看病していたのだ。」

「倒れた…?」

いつの間に気を失っていたんだろう…。