「ところでルイス様、例の件は
どうなりましたか?」

エドワードが呆れ気味に尋ねる。

「例の件?あぁ、反乱軍のこと?
バッチリぼこぼこにしてきたよ!」

ぼ、ぼこぼこ!?

何をしたんだ、この人…。

「ルイス様~。それだけはおやめください
と申し上げましたよね?
また患者が増えるじゃないですか…。」

しかも病院送りって…。

タチ悪いな、この人。

エドワードが頭抱えてるの初めて見た…。

「えー、あんなやつら道端に置いとけば
いいのにー。エドワードがそんなん
だから反乱軍が後を絶たないんだよ?」

なんてことを!!

「怪我人を放ってなんておけませんよ…。」

この日、私はエドワードの優しさが
どれだけ大きいのかわかった気がする。