「………で、その力を持つのが楓様
なのです。」
「私が……予言の姫ってこと?」
「はい。」
信じられない。何かの間違いに決まってる
「だ、だって私、普通の女子高生だよ!?
何かの間違いだよ!」
エドワードは、静かに首を振る。
「伝説の姫君は、『光の姫君』と
そっくりだと言います。
楓様は、写真の『光の姫君』に
瓜二つなのです。」
そう言って、1枚の古い写真を差し出した
その人は………
「私、そっくり………だね。」
そこにいたのはまさに私。
かなり大人っぽいけれど、私。
じゃあ、つまり……。
「皆が言ってる姫って、私のこと?」
「はい。伝説の姫君、楓様。」