天然姫と運命の翼



「ボスに、会いに行かないと…!」

いつのまにか私を押し倒し、
服の中に手を入れ始めたアウゼを
必死に止める。

そのかいあって、アウゼは名残惜しそうに
私を離す。

「……わかった。」

ホッ…。

良かったぁ…。こんなところで初めては
やだし。

安心しきっている私は、アウゼが小声で
「帰ったらもっとやってやるからな。」と
言っていたことなんてこの時は知るよしもなかった…。