天然姫と運命の翼



ぷんすかしていると、アウゼの長い指が
私の顎に絡まりグイッと引き寄せられる。

「ッ…!?」

ち、近っっ!!!
アウゼと私の唇が触れそうな距離にある。

「…教えてやるよ。お前は、永遠に
俺のモノだって話。」

言い終わるか終わらないかのうちに、
私の唇に柔らかな感触を感じる。

「…んっ…!」

キス、されてる…?

アウゼの優しいキスは徐々に深く、濃厚に
なってゆく。

「っ…んっ……んぅ…」

ぼんやりしながらそのキスを受けていると、アウゼが突然唇を離す。