天然姫と運命の翼



記憶を消されるとき見えた、十字架。

城の中であれを持っているのは、宗教
関係のあの人しかいない。

「ま、まさか…。」

そんな事が、と、アウゼを見るけれど…。

アウゼは冷めた瞳で答えるだけだった。

「あぁ。黒幕はずっと前から俺らの側に
いた…




枢機卿、ルイスだよ。」