相変わらず、ひどい起こしかただなぁ…。
まぁ、目覚まし時計でも起きない私には
よく効く方法だと思うけど…。

それにしても、長い夢を見ていたような…。
寝すぎたかな?

眠い目を擦りながら一階に降りる。

「やっと起きたのね、楓ちゃん!」

凪おばさんは、死んだお母さんの妹。

優しくて面倒見がいいけれど、少し
お節介。

「今日は学校行かなくていいからね。
楓ちゃんも混乱してると思うし…。」