そして…大好きな、アウゼの笑顔。

『お前が俺の心をかえた。』

『ありがとう、楓。』

『お前は、俺が必ず守るーーーー』

薄れ行く意識のなか、微かに見えるアウゼに手を伸ばす。

その時、彼の後ろで何かが光っているのが
見えた。



(あれは…十字架……?)



そこで、私の意識は暗闇に落ちていった…。