あれ?そういえば…

「エドワードも天空人でしょう?
羽はどこにいったの?」

エドワードは笑みを浮かべながら答えた。

「あんなに大きなもの、城内では邪魔
でしかありません。ですから、普段は
しまっております。ただ、」

エドワードはまずい、という顔で話を
切った。

「エドワード…?」

どうしたの、と聞こうとすると、

「………少々口が過ぎましたね。
この話はまた今度です。
城下町へは後で行きましょう。」

そう言うと、扉を閉めて踵を返し
行ってしまった。

(何か秘密があるのかな……?まぁいいや)

あまり詮索しないことにして、私は
エドワードの後を追った。