「…行くぞ、楓。」

楓の手をつかみ、踵を返す。

呆気にとられる反乱軍の中を通って
城の中に楓を押し込む。

そして、反乱軍に向かって言ってやった。

「また俺の大切な物に手を出したら、
……殺すからな。」


ーー楓、ごめんな。




俺、またお前を守れなかった…。