眩しい光に目を細めながら見渡すと、
そこにいたのはーーー





反乱軍に囲まれ、腕を掴まれている楓。


……連れ去るつもりか。


驚いている反乱軍をかき分け、つかつかと
楓のもとへ歩く。

大きな潤んだ瞳で、俺を見上げる楓。


ーーー守ってやりてぇ。

この小さい姫を、命に変えても守る…。

ずっとずっと、そう思ってきた。

桜の下で泣いていたお前を見たときから。