エドワードのあとを追ってたどり着いたところは、外へ出る城門だった。
「楓様。外に出ますと、あなたにとっては
信じがたい事が起きています。しかし、
全て現実ですのでどうか冷静でいて
下さいね。よろしいですか?」
「…っ……。」
この扉を開ければ後には引けない。
でも、この国を見てみたい…。
「……はい。」
そう言うと、エドワードさんは微かに
微笑み、扉を開けた。
ーーービュゥゥゥッッ!
風が城内に流れ込み、目を開くことすら
ままならない。
ーーーどれくらいたったのだろう。
「楓様。もう大丈夫ですよ。」
エドワードの優しい声で、恐る恐る
目を開く。
視界に入ってきたのはーーーーーーーーー
白、白、白。
天使のような白い羽に包まれた、人々。
「こ、れ…。」
「彼らは天空の世界の住人、天空人です。
天空人は背中に羽が生えていて、自分の
思い通りに空を飛ぶことが出来るのです
が、人によっては歩くのを好む人も
います。」
「天空人………。」
亡くなったお母さんに聞いたことがある。
『この世界には天空人っていう空を飛べる
人たちがいるのよ』って…。
「楓様。外に出ますと、あなたにとっては
信じがたい事が起きています。しかし、
全て現実ですのでどうか冷静でいて
下さいね。よろしいですか?」
「…っ……。」
この扉を開ければ後には引けない。
でも、この国を見てみたい…。
「……はい。」
そう言うと、エドワードさんは微かに
微笑み、扉を開けた。
ーーービュゥゥゥッッ!
風が城内に流れ込み、目を開くことすら
ままならない。
ーーーどれくらいたったのだろう。
「楓様。もう大丈夫ですよ。」
エドワードの優しい声で、恐る恐る
目を開く。
視界に入ってきたのはーーーーーーーーー
白、白、白。
天使のような白い羽に包まれた、人々。
「こ、れ…。」
「彼らは天空の世界の住人、天空人です。
天空人は背中に羽が生えていて、自分の
思い通りに空を飛ぶことが出来るのです
が、人によっては歩くのを好む人も
います。」
「天空人………。」
亡くなったお母さんに聞いたことがある。
『この世界には天空人っていう空を飛べる
人たちがいるのよ』って…。


