すたすたと広い廊下を歩くエドワードに
私も続く。
100mも歩いただろうか。
エドワードが立ち止まり、振り向いた。
「楓様。ここが大広間でございます。」
目の前には大きくてキラキラした扉。
その扉にエドワードが手をかける。
ーーーギィィィィッ…
豪勢な扉が開いていく。
「わぁっ…!!」
銀座のホテルにあるような大きな大きな
シャンデリア。
そこには多くの宝石がはめ込まれていて、
太陽の光に反射してキラキラしてる。
幾何学模様のカーペットには埃ひとつ
落ちていなくてとてもキレイ。
「すごく…ステキですね!」
思わずエドワードに話しかけてしまう。
エドワードはにっこりして頷いた。
「これは、全てアウゼ様の亡きお父上、
つまり前代の国王陛下がデザインした
ものです。」
国王…。
忘れかけてたけれど、私、ナントカ王国に
来てたんだった…。
「あれは10年前の事…」
と、エドワードが何か語り出しそうだったので私はあわてて話を変えた。
「エ、エドワード!何か見るんじゃ
なかったの?」
エドワードは、はっとした様子で背筋を
ピンと伸ばした。
「そうでした。こちらへどうぞ。」
私も続く。
100mも歩いただろうか。
エドワードが立ち止まり、振り向いた。
「楓様。ここが大広間でございます。」
目の前には大きくてキラキラした扉。
その扉にエドワードが手をかける。
ーーーギィィィィッ…
豪勢な扉が開いていく。
「わぁっ…!!」
銀座のホテルにあるような大きな大きな
シャンデリア。
そこには多くの宝石がはめ込まれていて、
太陽の光に反射してキラキラしてる。
幾何学模様のカーペットには埃ひとつ
落ちていなくてとてもキレイ。
「すごく…ステキですね!」
思わずエドワードに話しかけてしまう。
エドワードはにっこりして頷いた。
「これは、全てアウゼ様の亡きお父上、
つまり前代の国王陛下がデザインした
ものです。」
国王…。
忘れかけてたけれど、私、ナントカ王国に
来てたんだった…。
「あれは10年前の事…」
と、エドワードが何か語り出しそうだったので私はあわてて話を変えた。
「エ、エドワード!何か見るんじゃ
なかったの?」
エドワードは、はっとした様子で背筋を
ピンと伸ばした。
「そうでした。こちらへどうぞ。」


