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side ???



白、だった・・・



あの子、俺の存在に気付いてないよな?
ある意味ラッキー・・・って違うだろ。どこかのギャルゲーか。



同じ制服だし、なんか気まずいな。



「まぁ、会うことはないかな?」



顔が熱い。多分今、俺の顔は赤くなっているだろう。



友達からよく、不本意だがピュアだといわれる。個人的には、まったくうれしくはないが。



この時ほどそのことを実感したことはない。



「風が冷たくて気持ちい・・・」



俺はそう、独り言のようにつぶやくと高校へと向かうべく、道を歩いて行った。