女神の微笑み

「行こっか」
食後の一服を終えて母が言った。

そのあしで二人が向かった先は、自宅マンションから歩いても三分ほどのところにある一軒家だった。

無論そこが、保護観察管、荒井幸子(あらいさちこ)の家だったからである。